横浜で派遣をするなら派遣法も知っておこう

「派遣法って難しい」「派遣について何を知っておけばよいかわからない」という方も多いのではないでしょうか。

今回は、派遣法の基本についてご説明します。派遣法を正しく理解して、安心して派遣のお仕事をスタートしませんか。

派遣法とは

派遣法とは、派遣社員の就労条件や労働環境を改善していくための法律です。希望の条件で働ける点で人気の派遣ですが、正社員と比較して、雇用条件は不安定です。

言い換えるなら、派遣法は「不安定な立場の派遣社員を守ってくれる心強い味方」と言えるでしょう。

・派遣法は、派遣社員の権利を守るための法律

派遣法の正式名称は、「労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の保護等に関する法律」と言います。

派遣法の目的は、次の2つです。

・派遣法の誕生と法改正の歴史

1986年に派遣法が制定された当初、派遣が可能な仕事は13業種に限定されていました。その後、規制緩和による法改正を何度も経て、現在では幅広い業種への派遣が認められています。

2021年に改正された内容

2021年には、1月と4月の計2回、派遣法が改正されています。派遣で働く際には、以下の内容を確認しておきましょう。

・1月に改正されたポイントは4つ

派遣元が実施する教育訓練・希望者対象のキャリアコンサルティングの内容に関する説明が義務化された
書面以外に、Webやデジタル記録での労働者派遣契約の作成も可能になった
派遣労働者からの労働関係法令上の苦情には、派遣先企業も積極的に対応することが義務化された
日雇派遣労働者が派遣先や派遣元の都合で契約解除された場合、派遣元は労働基準法に基づいた責任（新しい職場の確保・休業手当の支払いなど）を果たすべきであると明確化された

・4月に改正されたポイントは2つ